目利きのプロが 全国から厳選した車両が今日も入庫してきました。
係長「「トラックが入ってきたぞー」」
今日の入庫はもう一台―――
親方「看板デケェな・・・」
親方『しかも波板がかなり凹んでやがる』
係長「親方―!! 来て下さいッ!!」
「こっちは雨漏りがッ!!」
親方「2台か・・・大事な商品だ、並べるまでに仕上げるぞ!」
係長「2台同時にですか!?」
親方「あたぼうよ! 腕の見せ所だぜ!」
中古トラックは キタナイ・中古感・雨漏りが心配 など 買うお客様も ちょっと心配な部分が多いものです。 しかし、ステアリンクは自社でオートサービスの工場を持ち 商品として並ぶまでに職人の手が加わることで 中古車にある様々な問題を、そのままにしては売りません。
親方「まずは看板の剥離だなっ」
看板の剥離部分に特殊な薬剤を塗っていきます。 (マスク越しなのに、ものすごく鼻の奥が痛いです!)
親方「このまま3日放置! その間にもう一台の雨漏りだ!」
ウイングのセンターシートは雨漏りがしやすく 雨漏りがしていると 配送の商品が濡れてしまう恐れが。 しかもこちらは冷凍車、 冷気が漏れてしまうのは大問題です。 親方はそんなセンターシートを許しません。
雨漏りがないウイング車でも 必ずセンターシートは張り替えます。 親方は雨漏りのある中古トラックを世に出すことを認めないのです。
親方「雨漏りがあったってことは 雑菌も心配だな・・・」
「抗菌仕上をするぞ!」
防カビ剤と水成二酸化塩素の複合合成洗剤で庫内をコーティングします。 密閉した環境など、ほとんどの場合で使用でき、経口毒性は塩やカフェインより安全です。
~ その作業後、看板の剥離の準備が出来ました ~
剥離剤で浮き上がった看板を――― ヘラで擦り取っていきます。
クリアー剤仕上げをして、ピカピカの完成です。
親方「さぁて・・・」
親方「波板の方も補修がいるな」
リベットを外して 波板を新しいものに取り換えます。
この部分だけ新品に変わりました!
親方「こっからは料金取りたい作業だが、サービスだ!」
そう言って、親方の指示で塗装が決まりました。 しかし、サービス塗装は今月に入って12件目。
マスキングは細部までしっかりしないと、美しい仕上がりになりません。 念入りに施します。
人も車も カメラも 真っ白です!